TBS日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」感想(ネタバレ注意)

TBS日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」感想(ネタバレ注意)

あらすじは、都知事の命で新設された「TOKYO MER」という救命救急のプロフェッショナルチームを中心に様々な現場での苦難を乗り越えていく内容。

MERとは、モバイル・エマージェンシー・ルームの略称で、彼らの使命は最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車両(ERカー)で、危険極まりない重大事故・災害・事件の現場に駆けつけ、負傷者にいち早く救命処置を施すこと。

“一人も死者を出さないこと”が、彼らに課されたミッションである。

 

 

▼個人的な感想


最終回(第11話)の平均世帯視聴率は19・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、人気ドラマでした。
医療系は人気高いですね。

 

全体的なざっくりとした感想は、キャスト豪華!お金掛かってる!自分の命をかけて命を救おうとしてくれている人達の活躍に感動しないわけがない!

 

という感じなのですが、やはりそれでも突っ込みどころがある場面も多々あります。
やはり、番組後半で世界的テロ組織「LP9(Lasting Peace 9)エルピーナイン」が出てきてから、話がチープになっていく気がします。

 

LP9とは、城田優演じるエリオット・椿がメンバーということだが、
この組織、1人しかいないのか?ってぐらいに椿しか出てこない。

 

その割には、仕事量が多いし、これだけ監視カメラの多い日本で鮮やかに行動する有能さ。

 

そして、以前命を救ってもらったはずの喜多見チーフに対して執拗なまでに執着し、挙句の果てにはテロ行為で喜多見チーフの妹である喜多見涼香(佐藤栞里)の命を奪ってしまいます。

 

活動スタートから、奇跡的な活躍で死者0を誇っていたTOKYO MERですが、
事故現場とは全く関係ない、終わったあとに「お疲れ様、兄上」的にやってきた妹の涼香が椿に渡されていた水筒にはいっていた液体爆弾?で爆死するわけですが、

 

まず、何故水筒を投げさせたのか、ですね(笑)

 

それまで、普通に歩いても爆発しなかった水筒。
投げて落ちた衝撃で爆発したっぽかったので、普通に置いて離れれば死ななかったし、そもそも爆発もしなかったんではないかと思う。

 

あとは、投げるにしても、死ぬぐらいの爆発なら、投げる場所が適切だったのかも含めて、配慮が欲しかった。

 

というか、ドラマ的に女優の死体がグロい、など演出的に難しいことも理解できるけど、今までのMERの凄惨な現場で死者がいなかったのに対して、なんで妹はあれしきの爆発での爆風?で死んでしまったのか。死因が本当に謎。

 

死者を出して、現実は甘くないんだぞ的な演出は必要だと思うけど、あまりにも無理矢理すぎてちょっと萎えた人も少なくはず。

 

万人に受ける作品を作るっていうのは難しいことだと思うけど、もっと伝え方があったのではないかと思うのがLP9と涼香の死ですね。

 

しかし、赤塚知事(石田ゆり子)が可愛かったり、音羽先生(賀来賢人)の「チョコ。。。」のツンデレとか、死者ゼロです!が可愛い清川標ちゃん(工藤美桜)、最後に覚醒した白金大臣(渡辺真起子)など、キュンポイントだったり、好きなポイントなど見所満載でしたね

 

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